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【実話】電車で化粧をすると大変な目に遭うぞ

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隣の席にいると大迷惑のメイク女性

「電車でメイクをする女性はみっともない」というトピックをよく目にしますが、実際やっている人たちの(大きく見えるようにぐりぐりに縁どった)目には見えてないんでしょうか…。

先日も、隣の空いてる席にガッ!と座るなり、小汚ないデカいバックをガサゴソしてリキッドファンデを取り出し、さっそく化粧を始めた女性がいました。

ポッカーンとした間抜けな顔で、左手に小さなミラーと開けたリキッドファンデの瓶を持ち、右手の指で顔にグイグイ塗っています。

もう一度書きます。左手にミラーとフタが開いた瓶を持ってです。

幸い、私はその人の右側に座っていたので少しホッとしましたが、左側だったら、色がついた油性のベトっとしたものがかかってくるかもしれないという恐怖のあまり席を立っていたと思います。

瓶を手から落としたら…とか、電車が急停止して瓶の中身が溢れたら…とか考えないんでしょうか。

スマホと飲み物を持って、音楽聴きながら電動自転車に乗っていて人にぶつかった女子大生のニュースを思い出しました。

「大げさなこと考えんなよ〜。こぼすわけないじゃん!隣の席の人のことなんて考えないよw」と、気にしていない女性に告ぐ……

電車で化粧をしていると大変な目に遭うぞ!ど〜ん!

私が実際に見た話を書きますね。

混んだ電車でもメイク

会社帰りの混みあった電車内。うまく座席に座れて本を読み始めた私の左隣りに座っている若い女性が、バックから化粧品を取り出してメイクを始めました。前に立っている人もたくさんいて車内はギュウギュウ状態なのに、です。

私は、(こんなに混んでる電車でも平然とできるのスゴいな〜。ほら、みんな見てるし…)と、横目でちらちら気にしながら本を読み続けていました。

彼女は全く臆することもなく、夢中でメイクを続けています。冒頭に書いた人と同じく、左手にミラーとフタを開けたメイク用品を持って、右手でメイク。

そして悲劇が!

パウダーファンデーションをパタパタしたり、眉をきっちりと描いたり、目の周りをふるふるしながら縁どったりしていましたが、ビューラーでまつ毛を持ち上げて、さて、マスカラ!という時に悲劇が起こりました。

彼女がマスカラ容器からマスカラを引き抜こうとして、グイッと出した瞬間、

ブチュッ!というイヤな音とともにマスカラ液が飛び出してしまったのです。


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なんとなくわかりますか?

使った人ならわかると思いますが、マスカラって先のブラシ部分が容器にわりとぎゅうぎゅうに収まっているので、急いで引き抜くと勢い余って液も出ちゃったりしがちなんですよね。

あ~あ、やっちゃったよ…!!

一瞬、ヒヤッとしましたが、左の方に寄せながらマスカラを引き抜いたようで、たまたまその液は私の方には飛んできませんでした。

しかし、彼女は左隣の人に「あっ!すみません!すみません!」とものすごい勢いで謝っています。

(あっちの人に飛ばしちゃったか…)と思いながら見ると、

 

なんと、高価そうな着物をきれいに着こなした年配女性が、自分の着物に飛ばされた黒い点々染みを見ていました。

 

飛ばしちゃった方、飛ばされた方、どっちの立場になっても、ぞ〜〜っ!!とする光景…。

周りの空気は完全に凍りついています。

 

その時、着物の女性がきっぱりとこう言ったのです。

「いいの、もういいのよ。でもね、あなた、もう電車の中ではお化粧しないでくれる?」

「……あ…本当にすみませんでした…」

 

まもなく電車は大きめの駅に着き、着物の女性はずっと謝り続ける女性を尻目にすぐに降りていきました。

そして残された方の女性は、身を縮ませて黙ってうつむいたまま、周囲からのあ〜あ、という冷たい視線にいつまでもさらされていましたとさ。

おしまい。

 

このエピソードは私が実際に見たものです。

これって実は、電車の中で化粧はするな!という教訓だけでなく、もしこういう被害にあったら自分だったらどうするかなあ?と考えさせられるエピソードですよね。

うーん、こんなに冷静に対応できるかな…?

たまに思い出しては考えてしまいます。