ジャパニーズノンフィクションが一番怖い
実はワタシ、ホラー大好き人間なんですけど、本に関しては「リング」とか読んでも全然ピンとこなかったしスティーブンキングもエンタメとしては面白いんだけど「ホラー」としては
怖いか?こんなん…
って思っちゃうんですよね〜
でもっ!BUT
ノンフィクション!
特にっ身近に感じられる日本のノンフィクション!がいっちばん怖いの…
冷や汗出ちゃうの…💦
それを基にした小説やドラマなんかも「これってホントにあったんだよなあ」と事実があるってわかっているだけで恐怖120%。20%増し。いや120%増しで220%。
ワタシ的最高峰ジャパニーズノンフィクションは、
「津山30人殺し事件」ですが、この事件をあの!松本清張がルポとして書いた本があって、この本を毎晩夢中で読みふけっていたらナゾの高熱が発生して検査入院までするはめになった、といういわく付きダヨっ。(マジ)
▼コレ。表紙見ただけでギャッてなる
熊による襲撃事件を深く知る
えっと「津山事件」は人間による事件ですが、いわゆる「獣害事件」として最も多く凄惨な被害が出るのが熊による事件。
森のくまさんやプーさんなどかわいいイメージがあるクマさん。
いやもちろんクマさんの熊はかわいいさ!
でもね〜私の中で熊は人をいきなり襲う獣という認識なんですよね〜
だって昔読んだ吉村昭の「熊嵐」があまりに強烈だったから…
というわけで、今日は熊の中でも巨大でパワフルなヒグマによる事件が描かれた本をご紹介します。
日高・カムイエクウチカウシ山のヒグマ襲撃事故
4/17、TBSでドキュメンタリー風映像として放映された「戦慄のヒグマ襲撃事件」。
1970年に起こった福岡大学ワンダーフォーゲル同好会パーティの5人が日高山脈にてヒグマに襲撃された獣害事件が基になっていました。
実際の映像があったのにも驚きましたが、この事件には証言・証拠も多く残されており、熊に対する教訓をたくさん得ることができたのです。
年若い学生たちが被害にあったということもあって、かの有名な「三毛別ヒグマ事件」に並ぶ悲惨な獣害事件として捉えられているようです。
▼この事件の詳細に加えて、比較的近年のクマ襲撃事故事例が収録されています。
苫前三毛別ヒグマ事件
お次は、上記でも挙げた有名な事件「三毛別ヒグマ事件」の詳細が微に入り細に入り記述されている珠玉のノンフィクション。
北海道開拓民の集落がヒグマに襲われ8人が死亡したというこの壮絶な熊害事件を、時間がかなり経過したにも関わらず詳細に調べ上げた筆者に感服します。
そしてこの事件において、自分が襲った人間のお通夜にまで襲撃してくるヒグマの執拗さにも驚かされます。
筆者は学生時代、実際にクマの襲撃に会い、間一髪で助かった過去があるといいます。
そして林務官に就任したことをきっかけに、この事件の真相を後世に伝えようと様々な証言などを基にしてこの本が書かれました。
▼文庫本になりました。お手軽です。(内容は激オモだよー)
吉村昭の小説「熊嵐」
最後に紹介するのは、上記本を基に書かれたノンフィクション風小説です。
人間VS熊
明治時代の開拓民を襲った熊事件!
手に汗握るトラウマ級のホラーエンターテインメントだ!
これを読んだあなたは、夜、眠れなくなる…
↑すんごいありきたり…よかったら本屋のPOPで使ってください(´・∀・`)
作家吉村昭が三毛別ヒグマ事件を見事なフィクションとして落とし込みました。
人々の心情が細やかに描かれているのはもちろん、当時の開拓民集落の生活様式や人間関係、警察など読みどころもたくさん。
ヒグマを追う孤独な狩猟者のストーリーとしても楽しめるはずです。
▼一気読み間違いなし☆ 表紙怖すぎぃぃぃ
怖いもの好きの方はぜひぜひ〜
今日は趣きを変えてみましたよっと
▼おまけ。このマンガも熊襲撃もの〜