映画「ダイナー」が面白かった
映画『Diner ダイナー』(全員殺し屋編)2019年7月5日公開
先週土曜日、丸の内ピカデリーにて「ダイナー」を観てきました!
蜷川実花監督、藤原竜也主演の話題作です。
▲ロビーにあったビール🍺のおすすめ展示
オレが〜ここの〜王だ!
砂糖のひと粒までがオレに従う!
と、叫ぶシーンが予告で使われていましたが、実際このシーンになった時、観てる人みんなが「キタ━(゚∀゚)━!」ってなったんじゃないかな?
とりあえずこの映画、ものすごく面白かったので感想を書きます!
①MIKA's ライティング炸裂
皆さんの蜷川実花のイメージはどんなものでしょうか?
ワタシのイメージはコレです
↓
モデルに赤と青のライトを当てた写真
こういう写真を見ると、「あっ!これ蜷川実花でしょ?」とピンとくるのです。
確か彼女が撮ったAKBや小栗旬などの写真集もみんなこういう感じだったような…
土屋アンナ主演の映画「さくらん」では、このライティングがものすごく効果的に使われていました。
今回の「ダイナー」は、料理がポイントの映画なので、様々な食材が例のMIKA'sライティングで撮影されていて、ふつうのお野菜なんかがビックリするほど官能的な物体に!
あと、舞台となるダイナーの装飾が圧巻なんですよっ!
横尾忠則先生の作品も飾られてたりして、「ハイパーオシャレな、殺し屋専用食堂」って感じがムンムン。
非日常感がハンパなくて良かったです!
これまた大御所の娘であるソフィア・コッポラが、ほんの少しぼやーっとさせる独特のソフィア's ライティングを使った映画を撮っていますが、蜷川実花も逆にパキッとした原色で撮っていて、対象的であります。
どっちも好きだわ〜♡
②キャスティングが絶妙
藤原竜也は言わずもがなですが、ヒロイン役の玉城ティナもかわいいだけじゃなく力強い演技を見せていて予想外によかったし、他のキャストの役ハマリ具合が絶妙でワクワクしました。
窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二などなど…
特に、真矢ミキの宝塚時代を彷彿とさせる男装の麗人的殺し屋が最高〜♡
「ボンベロくん!」というセリフの言い方が素敵だったので、帰宅してから何度も真似してしまいました。
男装の麗人ちっくに「ボンベロくん!」「ボンベロくん!」と何度も言っていると、不思議なことに自分がオスカルのように思えてきたので、ついついフランス革命についての本を読み返してしまいました。
ちなみに、フランス革命時の主要人物にボンベロという人はいません。
あと、ダイナーに飾ってある今は亡き大ボスの肖像画がどう見ても蜷川幸雄だったので、ずーっと気になっていましたが、
途中のシークエンスで、この大ボスが亡くなる過去シーンが出てきて、これが明らかに蜷川幸雄に見えたので、
「アレ?蜷川幸雄って何年か前に亡くなったよな〜‥CG?レイア姫的な?」
と、気になって気になって仕方ありませんでしたが、後で調べたら、
なんと!井手らっきょが演じてたらしく大変驚きました。
雰囲気がよく似てましたわ!キャスティングした人、天才!!
③アクションがすごい
ラスト10分くらいのアクションがすごかったです。
今ではほとんど見なくなったワイヤーアクションがバっリバリ☆
デジャヴかしら?と目をパチクリしてしまうほど、あの頃(90年代後半〜2000年代)の定番アクションの数々が揃っていました。
▲両手にピストルを持って横っ飛びする竜也
えっと…
もちろんこれは褒めてるんですからね!!
ワタシは「フェイス/オフ」や「ザ・ロック」が大大大好きですから、あまりの懐かしさに涙がちょちょぎれました。
これが〜本当の〜アクションだっ!
④ストーリーはどうでもいい
ぶっちゃけ、真面目に見ちゃうとツッコミどころ満載なので、遊園地の「MIKA NINAGAWA館」っていうアトラクションに入ってキャアキャア楽しむ気持ちで鑑賞することをおすすめします☆
でも、ストーリーはどうでもいい、とか言いつつ、何度か涙ぐんでしまうところがあったのでした。
⑤何気にCGがうまく使われていた
ボンベロ(藤原竜也)の相棒のブルドッグ、菊千代は人形とCGで作ったんですって。
菊千代、いかにも凶暴そうなんだけど、イチゴ🍓好きで義理人情に厚いヤツなんですよ〜!
(イヌが相棒の映画といえば、キアヌリーブスの「ジョン・ウィック」シリーズですが、最新作、楽しみです☆)
菊千代だけじゃなくて、本郷奏多演じるキッドっちゅう大人子供みたいな殺し屋もたぶんCGで身体を小さくしてると思いました。
最初に出てきた時、小人の人が演じてるのかな?と思ったほどリアルだったので、ぜひ驚いてください。
⑥肝心の料理はハンバーガーばかり
ボンベロが作る料理は、ハンバーガーばっかりだったのが少し残念でした…
まあダイナーっぽいっちゃあダイナーっぽいんだけど。
あと、カギになる「スキンのスフレ」の湯気の立ち方が、めちゃくちゃ美味しそうで良かったな〜。窪田くんの、たまんねえ〜!!って感じの食べ方も良かったし。
蜷川実花映画独特のエロティック描写ですが、この映画ではそれほど露骨な描写はなかったので、カップルも安心して観に行ってね!
ところで、濡れ場があるとヒヤヒヤしませんかっ?
ワタシはいつも意識し過ぎて生ツバゴックンしてしまうので、映画の濡れ場って苦手〜…(おばちゃんになっても苦手〜)
とても面白かったので観に行ってみてね〜