登場人物
タマキ課長・・・会社一筋勤続30年の独身貴族。
女の子大好き♡総務のヤマガミ課長と相性が悪い。
総務のヤマガミ課長・・・総務の仕事をしない毒社員。
タマキ課長と変人ランキング1位2位を争う。
ワタシ・・・泉沢。タマキ課長の部下。
▼時間ある方は先に読んでみてね。
時間ないわ!タマキ課長って誰やねん!!という方へ。↓↓
タマキ課長はワタクシ泉沢 の上司なんですが、いろいろ痛い人です。
そんな痛い人のエピソードの数々を綴っております。
タマキ課長は社長きどり
タマキ課長は、自分がこの会社の社長だと思っているようです。
おなじみタマキ課長
「社員全員が、社長の視線を持って、この会社を作って行きましょう!!」
そんな一時期流行ったブラック企業のスローガンを守っているような人なのです。
先日、残業申請を持って行ったところ、
「え〜、今日もまた残業するのおぉぉ」と言われました。
したくてしているわけではありません。いつまでたってもお給料が上がらないから残業代を稼いでいるのです。わかっているのにわざとイヤミを言っているのです。
また、有休届けを持って行くとゆっくり卓上カレンダーを指差しながら、
「えっとぉぉ、泉沢ちゃんはぁ〜○日に休みをとるのねぇぇ」と言います。
いちいち大げさに言います。
ワタシは、タマキさんは社長のつもりなのかな?とつねづね思っています。
彼が部下の勤怠にケチをつけて減らすことに成功したとして、いったい彼になんの得があるのでしょうか。
得をするのは社長だけだと思うのです。
他人に厳しく自分に甘い
タマキ課長は、自分の思い通りにならないとムッとします。
毎日、定時ぴったりに帰る人がいるのですがその人がお先に失礼しまーす!と挨拶をしてもいつもはっきりと無視しています。
彼は、定時ぴったりではなく「定時プラス10分」が退社の定時だと思いこんでいるので、そういう人が嫌いのようです。
他人の退社時間にはうるさいのに、自分はいつも定時ギリギリで出社してきます。
「ハァァー間に合ったっっ」と言いながら額の汗を拭く真似をするのですが、彼の顔はカサカサなので汗はおろかアブラすら浮いていません。
彼のセオリーから言わせてもらえば「定時マイナス10分」で席に着いているべきだと思います。
朝礼の一言あいさつ
会社に雇われたいかがわしいコンサルタントが提案したせいで、昨年から毎朝各部署ごとに朝礼をすることになりました。
各自順番が回ってくるとその日の朝礼の司会をし、「我が社の社訓に関しての今日の一言」を話さなくてはなりません。
ある時、一人の社員がこの一言コーナーで「社訓を英語に訳してきたので英語で言います!」と言って本当に英語で社訓を言っただけで終わらせました。
全員がクスクス笑いをし、ワタシも「う〜ん、なかなかセンスがいいなあ」と感心していましたが、
そんな和んだ雰囲気の中、タマキ課長がいきなり
「はあ?そういうのやめてよおっ!!」と吐き捨てるように言い放ったのです。
・・・空気が変わりました。
タマキ課長はその後もずっと下を向いたまま怒りを噛み殺しているようでしたが、朝礼が終わるとそのままぷいっとどこかに出て行ってしまいました。
彼は社長なので、大切な社訓をバカにされたり、大切な朝礼を乱されるのが大嫌いなのです。
でもワタシは不思議に思うのです。
タマキ課長は、そんな大切な朝礼が始まっても立ったまま自分のパソコンを操作してメールチェックをしています。
そして、一言コーナーの時もじっとしておらずコンビニ袋をガサガサさせて中身を出し入れしたり、自慢の髪の毛をイジイジしたりしています。
このような一連の彼の行動は、彼自身の主義と矛盾しているように感じるのですがどうでしょうか。
来月から会社が働き方改革をするそうです。今後どうなるんかな。