小中学生の頃読んだマンガ
12月・・・この時期になると、小中学生の頃、少女マンガ雑誌「りぼん」を買ってもらえたことを思い出します。
マンガ雑誌を親が買ってくれるのは、年末年始と夏休みの時だけ。
ウチは、お小遣い制ではなく自己申告制でしたので、必要なものはいちいち親に了解を得てからその分のお金をもらって買いに行っていたのです。
だいたい、参考書や問題集などの勉強に使う本しか了解してくれなかったので、マンガは本屋さんで座り読みをしていました。
「銀河鉄道999」は全巻、本屋さんの床に座って読破したものです。(なぜか注意されなかった)
あとは、小学校のクラスで「学級文庫」なる制度があり、誰かが勝手に持ってきた本やマンガが置かれていてそれを自由に読むことができたので、休み時間の度に読みふけっていました。
よく読んだのは、
「四次元のひみつ」とか「こわい話」とか今とあまり変わらない趣味嗜好の本です。
この頃に、人の趣味嗜好が固まるのかもしれません。
マンガでは、「悪魔の花嫁」とか「日野日出志作品集」などです。
今、さらりと「日野日出志作品集」と書きましたが、引っかかってくれた方はいらっしゃいますか?
▼学級文庫で人気No.1だった作品▼
▼怖いもの大好き泉沢が当時、恐怖のあまり眠れなくなった作品▼
▼日野先生作品の最高峰(怖いというより泣ける)▼
すみません・・・
怖いものが苦手な方も読んでいるでしょうに、思わず日野日出志作品の紹介をしてしまいました…
許してちょんまげ!!!
それにしても、こんなに簡単に電子書籍で日野先生の作品を読める世の中になるなんて、本当に生きててよかったです。
本田恵子せんせーの「月の夜 星の朝」
ところで話は戻りますが、親が無条件で買ってくれた「りぼん」は最高に面白くて、何度も何度も読み返したものです。
当時、ちょうど「ちびまるこちゃん」や「お父さんは心配性」などが始まり、お目々ピッカピカの女の子がかっこいい男の子に恋するマンガにいい加減飽き飽きしていたワタシの心をわしづかみにしてくれたのです!
日野日出志好きな少女が、お目々ピッカピカ女子のラブストーリーを気に入るはずはないのです。
ところがですよ。
お目々ピッカピカ女子のラブストーリーなのにも関わらず、気に入って読んでいた作品がありまして、それが本田恵子先生(ケイコタン)の「月の夜 星の朝」だったのです。
どうですかっ?
このキラッキラなタイトル!!!!
(さっき間違えて「星の夜 月の朝」って書いちゃったのは内緒だぜ…!)
この作品、バスケ部が背景にあるマンガなんですけど、主人公のりおちゃんの友達が新しく来た先生?コーチ?の女性から戦力外通告を受けてしまったクダリがねえ、いまだにワタシの中で名シーンとして忘れられんのですよ!!
傷心のお友達をかばい、先生にたてつく強気なりおちゃん▼
あんなに一生懸命やってきたのに!!
先生ひどい!!
どうしてっ?
それに対して、悲しげな表情で先生はこう言い放つのです。
一生懸命はオールマイティーじゃないわ…
🏀🏀🏀🏀🏀
オールマイティー(almighty)
[名・形動]
1 なんでも完全にできること。また、そういう人や、そのさま。全能。「勉強もスポーツもよくするオールマイティーな人」
2 トランプで、最も強い札。ふつうは、スペードのエースをいう。
引用・コトバンク「オールマイティー」
いやいや…
これね、当時、意味わかんなかったんですよ。
オールマイティーってなんぞ??と。
何でも一生懸命やればいいんじゃなかったんかい?と。
これまで「頑張ればなんでもうまくいく」「とにかく一生懸命頑張りなさい」と親からも先生からも言われてきたのに、急に、一生懸命だけじゃうまくいかないのよ…とマンガから教えられたのです。
かなりの衝撃を受けました。
エポックメイキングどすえ。
一生懸命やればいいわけじゃないよ
一生懸命だけじゃすべてをカバーすることができないんだよ
(運や生まれもってのものなども多分にある)
なかなかすごい言葉ですよ。
残酷ですけど本当のことですから。
これ、優先して子供に教えるべきことじゃあありませんかね?!
本田恵子せんせー、あれから35年くらい経ちましたがワタシはいまだにこの名言を覚えています・・・
そういえばなんと、りおちゃんと遼太郎が35歳になった話もあるらしいじゃないですか!
今度読ませていただきまーす!
月の夜 星の朝 35ans 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
- 作者: 本田恵子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: Kindle版
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座右の銘の一つだよ〜