転んでもただでは起きない日常

アラフィフフリーランスの読んで楽しい漫文ブログ 〜エンタメ・日常・アラフィフあるある〜

泉沢家の美しい姉弟愛の話

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弟からの電話

昨日のことです。

夕方、会社で仕事をしていたらスマホがぶんぶん鳴り響いたのでスクリーンを見ると弟からの着電でした。

 

ドキーーーーん!!!

 

父親が倒れた時も弟からの電話だったので、弟からの電話には嫌な予感しかしません。

 

「はいい?」

「あ、お姉ちゃん?」

「ほいよ、どうした?」

「もうすぐ新しい家が建つんだけどさー」

「ああ、はいはい。実家の建て直しのやつね」

「うん」

「引っ越しする時、また手伝いに行くよ。この事態もそろそろ収まりそうだしさ」

「うん、お願い」

 

という具合に実家の建て直しの話を少ししたところで、話の流れから6月から異動で新しい仕事することになるんだよーと言ったところ、

 

「へえ~!良かったじゃん!?クビになんなくて!引き取ってもらえるんだ?」

 

「・・・そうよ~…(なんか引っかかるな・・・)まあ実はさー、会社辞めてそっちに戻って手伝いすることも考えたんだけどさ~」

 

(間髪入れず)「やめなよやめなよ~!こっちに戻ったら最後だよ!死ぬまでずっとここにいることになって親と心中みたいになるって!!」

 

「やっぱそうだよね~・・・つーか月一で一週間ぐらい行くとかだよ」

 

「いいっていいって!最近だいぶ落ち着いてきたから、もうオレと○○(義妹)で時々見に行ってるし」

 

「マジか~~~~!良かった~~~ありがたいねーーー」

 

「それよりさー、お姉ちゃん、新しい部署で頑張って働いて出世しなよ☆」

 

(驚)「えっっ??もう50ですけどっ?」

 

「いいじゃん!上の人にガンガン媚び売って稼ぎなよー」

 

「うっそ…50歳で異動して出世した女性っつってインタビューされそう~w」

 

「ね!インタビュー来そうじゃん!」

 

などと楽しく話していたところ、弟の声が急にマジになって

 

「会社は絶対やめないでさ、

老後のカネ、ちゃんと貯めときなよーーー」

 

と言われました。

 

まさか

弟くんは

貧乏フリーターと化した姉が

自分たちに寄生するんじゃないかと

思ってそんな発言をしたのであろうか・・・

 

ぐぬぬぬぬぬぬぅううう

情けないわっ!!!!

 

「ちょっとぉ~!大丈夫だからね!!ちゃんと自分一人で生きて行くわよぉ」

 

「…そう?だいじょうぶかなあ?」

 

マイブラザーはワタシが「有名ブロガー泉沢」だということを知らないのです。

知らないからそんなことをのたまうのです。

 

家族にも誰にもワタシ=泉沢だということを言っておりませんし、なんならブログを始める前に弟に会った時「ワタシ、ブロガーになって有名になるからさ~ガハハ!」と言ったら「えぇっ?お姉ちゃん、なに言ってんの?ブロガー??(呆れ)」つってバカにした顔でこっち見たの覚えてるからな!

 

・・・・・

 

あの…実は、

弟は出世していてそこそこ偉いんですよ・・・

 

昔は圧倒的にワタシの方が成績が良かったのに、今となってはこの差よ・・・

 

仕方ありません。

のほほんと生きてきた私とバリバリしてきた弟との差でござるよ

 

というわけで、弟にはいっさい頼らずに自分一人で老後をなんとかするため、新しい部署の上司にこびへつらって頑張りたいと思います。

 

明らかに年上の女性にこびへつらわれる人がかわいそう、という感想を持つのが普通かもしれませんね…

 

以上です。

 

 

ねっ、美しい姉弟愛の話だったでしょ?