おばあさんの自転車がパンクした
さっき、自転車で八百屋に向かう途中、前方から
ぱあああん!!!
という、すわ発砲か?くらいのすごい音が聞こえたので「えっ?」と驚いてよーく見たら、自転車からノロノロとおばあさんが降りて引っ張ってる姿が見えました。
上り坂の途中だったのでわかりづらかったのですが、どうもタイヤがパンクしたようです。
おばあさんのところに追いついて、「大丈夫ですかー?パンクしちゃいましたかね~?」と言うと、
おばあさんは「・・・そうね~…この前パンパンに空気入れたばっかりなのにホント困っちゃうわ~」と言って悲しそうな顔をしました。
前輪のタイヤがペシャンコになっています。
泉沢「入れすぎるとパンクしやすくなるんですよー」
オバ「あら、そうなの?」
泉沢「困っちゃいましたね…」
オバ「コレ、あれかしら?持って行ってタイヤの取り換えで5000円くらいかかっちゃうヤツかしら?」
泉沢「ですね~。中のチューブも開いちゃったかもー」
オバ「いやあね~!実はね、この自転車、15年くらい乗ってるのよ~」
泉沢「えっすごい!」
このあたりで、おばあさんがいろんな話をしたくてしょうがない感じを醸し出してきたので、八百屋で一週間分の野菜を大量買い込みをしてから、かつやに行って「牛丼カツ丼」をかっくらうという盤石の日曜日計画が崩れてしまうことを恐れたワタシは、自分の自転車をひきながら、もう立ち去るよ〜というアクションをかましました。
すると、おばあさんはいきなり、
「私ね、あそこでトラックに轢かれたことがあるのよ」
と言って前方を指差したのです。
ええっ?轢かれた?
あまりの衝撃的な発言に、先を急ごうとした足が止まり、なんなら少しバックしておばあさんの真横にまで戻りました。
「えーっ?そりゃ大変でしたね!!」
確かにその場所は、いつも車が横から飛び出してくるデンジャーゾーン!
一時停止線がくっきり引かれているのに車がおかまいなしで走り抜けていくので、ワタシも何度か危ない目にあっています。
交通違反車両自警団
ちなみに、ワタシは免許を持っていないし車も持っていないので、車に対して異常なほどの敵対心を持ち合わせております。
ですから、危ない運転をする車のナンバーを瞬時に覚える、という訓練を常に行なっています。
そんで、あまりにあんまりな車を見つけた場合は、スマホで写真を撮ったりもします。
そうです。
ワタシは、交通違反車両自警団なのです!!
まあ特に通報するとかなんとかはしませんけど、万が一誰かがひき逃げされたり自分が轢かれたりした時に情報提供するための訓練をしているのです。
特に、横断歩道を渡ろうとして待っていても全然譲ってくれない車が多く、ワタシはそんな時も、譲ってくれずに前を走り抜けていく車のナンバーを逐一記憶するようにしています!
あと、運転してる人の顔を見ながら呪いの言葉をつぶやいとるんや…!!
(だいたいおっちゃん。おばちゃんも意外と多い)
でも最近は、若めの人が運転する車で止まってくれる車が増えてきました。
そんな素晴らしい人には、ありがとうございます〜☆と、会釈しながら渡ります。
つか、ワタシ、免許持ってないけど、そもそも歩行者優先でしょ?
みんな違反してんじゃないのっ??
おばあさんの衝撃体験談
それはともかく、トラックに轢かれたというおばあさんの話の続きです。
オバ「あそこでトラックにひっかけられて、頭を何針も縫って、腕と足も脱臼したのよ!」
泉沢「ひええ〜!それって、大ケガじゃないっすか!」
オバ「それなのに、保険から20万しかもらえなかったの!」
泉沢「に、20万だけ…」
オバ「あんまりよね〜!!最近また腕が上がらなくなってきててしびれるんだけど、関係あるのかしら?」
泉沢「関係…あるかも!」
絶句するワタシにおばあさんは、
「あらあら、呼び止めちゃったみたいでごめんなさいね。この先に住んでるの。またお会いしたらお話聞いてくださいね〜」
と言って、開放してくれたんだけど…
あんまりな話じゃないっすか?!
(本当の話だとして)
衝撃的すぎて、自転車のペダルが激重〜…
そんで、怒りのあまり、そこから八百屋に向かう途中に見かけたトラックすべてを睨みつけてしもうたわ!
ちょっと認知症っぽいおばあさんだったから、正直、全部が本当かは疑問ですけど、もし本当だったら、そんな理不尽な話ってあります?
ひき逃げされたってことなのかしら?
ワタクシとしては、更なる自警の強化を図っていきたい!と思いました!!
他人の道徳観に期待できねえ〜
自分で自分の身を守らないと死んじゃう〜
車の運転はぜひ歩行者や自転車に優しくお願いしますー☆