先日、父親が脳出血で急に倒れて手術、入院した時に役に立った本をまとめました。(第1弾です)
すぐに役立った本
「親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと」太田差惠子・著
突然、親が倒れた時(短期的戦略)から介護(長期的戦略)までわかりやすく説明されているバイブル的な本。今何をしたらいいのか、これからどうしたらいいのか、早めに読んでおくと先が想定できて備えになります。まずどのような治療体制がとられていくのか、行政にはどこまで頼れるのか、また家族として心配な医療費などの「お金のこと」も、これを読めばよくわかります。
手元にあると安心。(早く読んでおけばよかった〜)
全く知らないことだらけで、改めて家族の介護のことなんて他人事だと思っていたんだなあ…と。本当に突然放り込まれることなので、おおまかにでも知っておくと落ち着いて対応できると思います。
脳卒中のことやリハビリのことが書かれた本
「NHKスペシャル 脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命」市川衛・著
まず第1章で、脳卒中のことが詳細に説明されています。そして、脳がどのような状態なのか、またリハビリでどのような回復が可能なのか、読んでいくうちに理解できると思います。ただし、約8年前の著書なので当時の最新情報が現在ではどうなのかについては微妙なところです。回復事例などが載っており、家族としては読むことで大変希望が湧きました。
脳出血について当事者が書いた本
「私の奇跡をあなたの力に」上西信也・著
私の奇跡をあなたの力に: 脳出血と脳梗塞という2つの脳の病気を乗り越えた実録 (CenturyFour文庫)
脳幹出血と脳梗塞を発症後、リハビリで見事な復活を遂げた著者の体験記。当事者が自分の症状のことや闘病について詳細に書いた本としてとても参考になりました。最後に、ずっと看病なさっていた母親との対談が載っており、当事者とその家族のそれぞれの視点も理解できました。秀逸です。
「壊れた脳 生存する知」山田規畝子・著
過去3度の脳出血を患い、高次脳機能障害である著者のこれまでのことや現在のことが書かれたエッセイ。医師だった経験が活かされた、主観的であり客観的でもある「脳」考察、日常考察になっています。シングルマザーで一人息子を育てている情景の描写は温かい読み心地です。壮絶なはずなのに不思議と柔らかい雰囲気で、こちらが励まされる感覚になります。
この本が原作のコミックもあります。↓
また、続編もあります。↓