テレビ番組がマジでヤバイ
先日、ほぼ寝たきりの父親と介護する母親が住む実家に様子を見に帰省してきました。
もちろん、マスクをしたままで手洗いを何度もしながらの帰省です。
去年ずっと入院していた時も、新型インフルエンザが流行していたため、必ずマスクと手の消毒をして面会していたわけですから、同様のことをするだけであります。
父は、話は普通にできるし元気なんだけど、後遺症である高次機能障害のせいか、いつもベッドでぼ〜っとしていて、気づくと眠っていたりして、夜の睡眠に支障が出ています。
母が夜中に何度も起こされて消耗していました。
で、テレビでも見させて父の頭を活性化させようと思い、チャンネルを変えながら一緒に見ていたのです。
そしたらさ〜…
面白い番組、何一つないの!!
どのチャンネルも同じ時間帯に同じような内容のワイドショーやってるし、相撲は無観客で盛り上がんないし、BSに変えても韓国ドラマとか昔のドラマの再放送しかやってないし!!
ワタシはふだん、お笑いバラエティ番組を録画したのを見るくらいなので、こんなにテレビ番組が面白くなくなってるなんて知りませんでした…
ヤバイですよ、マジで!!
若者はすでに見切りをつけててテレビを見ないらしいっすけど、中年だって高齢者だってつまんないんだけど!!
両親はテレビをBGM代わりにしてほとんど画面を見ていませんでした。
二人で「もうほんっとにつまんないのばっかり!」とボヤキながら…
ipadでYouTube
いつまで見ていても面白い番組が始まらないので、父のipadを出してきてこれで何か見ようと思い立ちました。
すると、母が「村田英雄の歌をこれで見たんだけど、いちいち変な広告が流れてイライラするのよ〜!なんとかなんない?」と言って、ワタシが以前DLしておいたYouTubeのアプリをタッチしました。
へ〜!
ちゃんとYouTube見れるんじゃん!!!
感心しながら、「この、スキップするってとこをタッチすると消えるよー」と教えてあげました。
そんで、これはこういう広告で運営しているのでいちいち流れるのは仕方がないのだ、と説明したところ、ふーーーん・・・と言って納得したようでした。
やすきよ漫才で大笑い
で、ベッドに腰掛けながらipadを見せて「去年のM-1で優勝したミルクボーイって知ってる?」と父に聞くと、「知らない」というので、例のコーンフレーク漫才を再生して見せてあげました。
結局ワタシ一人でゲラゲラ笑ってしまい、父はいまいちそうだったので、「どうだった?」と聞くと「うーーん、つまらんな・・・」と返されちゃった…
そこで、下の「関連動画」に横山やすし・西川きよしのやすきよ漫才動画があったので、再生していっしょに見たところ、
父は体を震わせて大笑いしていました。
「そんなに面白かった?」
「おう、やっぱりやすきよはすごいな!」
この動画、生で41分の漫才っすよ!
ワタシも大笑いしましたけど、これ、漫才の王道みたいな漫才です。
どっちかというと最近のお笑いのほうが好きだけど、どんな時代にどんな年代の人が見ても笑える漫才という意味ではこのやすきよ漫才の圧勝だと思いました。
この後、母が古賀政男と村田英雄の動画を再生しまくって楽しみ(広告をスキップさせながら)、しまいには石原裕次郎の歌を再生しながら二人で歌いまくってました。
まあ、その楽しそうな両親の姿を見ていたら、なるべく最新のものについていかないとエンターテイメントが楽しめなくなるなあ〜と思ったんです。
だって、テレビなんてもうぜんぜんエンタメじゃないっすから!
テレビは(ほぼ)無料で見れますが、YouTubeを楽しむには家にネットワークを入れないといけなかったり、ipadなどの機械も必要なわけですから、お金も知識も必要になります。
うちの場合は、父がipadやネットの基本的なことを知っていたから良かったのです。
ちなみに母はこういったものにまったく興味のない人ですが、父がベッドの中からやり方を教えてあげたようです。
そのおかげで、在宅で老老介護、という一見しんどそうな状況においてもなんとか楽しい日々を送れているようでした。
というわけで、ご高齢の親にはWi-Fiの手続きとipad購入をぜひおすすめしてください!
早めに勧めておいて慣れさせておくのがいいと思います!!!
そんでもちろん、自分たちも常に最新テクノロジーの知識は持っていたいものです。
老後の楽しみのためにね〜☆
今度帰ったらYouTubeの有料版を勧めてみようかしら